スリップサインが出ていると、雨の日に滑りやすくなったり、ブレーキの効きが悪くなったりと、
事故に繋がる可能性が高まり危険です。交換したばかりでまだまだ使えるんじゃない?と思っても
交換を薦められた事はありませんか?杉浦タイヤでは不要な交換は薦めません!
使えるタイヤはちゃんと使って欲しいから!
その1. 残溝の深さ1.6mm以下
乗用車用タイヤの場合、溝の深さが 1.6mm以下 になったら交換が必要です。
タイヤの溝には、誰が見てもわかるようにスリップサインというものが設けてあります。
そのスリップサインが溝のどこにあるのかを示す印があります。
それは、タイヤを横から見てサイドウォール(メーカー名やサイズが表示されている部分)のトレッド(路面と接触する部分)に近い
ショルダー部分に△マークが4箇所あります。そこからトレッドの方を見ると溝の中に一段高くなっている部分があり、
これがスリップサインで、このスリップサインと路面と接触するトレッド部分と同じ高さになったら
残溝1.6mmということになり交換が必要になります。
この状態で使用すると、雨の日にたいへん滑りやすくなり危険です。
その2. ゴムの劣化具合セリアルで経過年数を確認
走行距離が少ない自動車はタイヤがすり減るのが遅いです。
しかし、溝が十分にあるから使用しても問題無いと言うわけではありません。
タイヤは年数が経つとゴムが劣化して硬くなります。
硬くなるとグリップしなくなり制動距離が伸び、大変危険です。
劣化の進み具合は、自動車の保管場所で変わってきます。
車庫など日光や雨などにさらされない場所は劣化しにくく青空駐車のように
日光や雨にさらされる場所だと劣化が進みます。
概ね3~5年で制動距離が伸びてくるので交換をオススメしています。
何年経ったタイヤかを確認するには、サイドウォールに刻まれたセリアル(製造年週)を見ます。
サイドウォールには、メーカー名やブランド名、タイヤサイズなどいろいろな表示がありますが、
それらはすべて凸文字でセリアルのみ凹文字でこれは各メーカー共通ですので簡単に探すことができます。
4つの数字のうち右の2つが年(西暦の下二桁)で左の2つが週を表しています。
写真のタイヤの場合、「2514」ですので、2014年の25週(7月の第一週)に製造されたものとなります。
このセリアルで経過年数を確認し、タイヤにひび割れが多く見られるようなら交換をおすすめします。
スリップサインが出ていると、雨の日に滑りやすくなったり、ブレーキの効きが悪くなったりと、事故に繋がる可能性が高まり危険です。杉浦タイヤでは不要な交換は薦めません。適正な交換時期を見極めるのも私の仕事です。