自動車に乗る前に確認しておいたほうがいいことが二つあります。
スペアタイヤが装備されていない自動車の場合、応急パンク修理キットが装備されているものと
パンクしてもある程度の距離をエアー無しで走ることのできるランフラットタイヤ装着車の2種類があります。
どちらも、パンクしたら修理せずに新品タイヤに交換する前提のものです。
残念ながら、応急パンク修理キットで修理できた例を見たことがありません。
ほとんどの場合、修理剤を注入してもエアー漏れが止まりません。
どちらの場合も、ロードサービスを手配して、来てくれたサービスマンに相談することをオススメします。
スペアタイヤが装備されている自動車の場合、自分でスペアタイヤと交換することができます。
必要な工具は、ナットを緩めるレンチ、車輌を持ち上げるジャッキ、車輌が動かないようにする輪止め、手袋です。
ホイールが、純正ではなく社外のアルミホイールの場合、ロックナットや、ナット穴の小さいホイールだったりするので
それ専用のソケットを用意する必要があります。
車道で作業する場合は、発煙筒、停止表示板が必要になります。
スペアタイヤで走行する際、元のタイヤと同サイズのスペアタイヤなら問題ありませんが、
幅の細い応急用タイヤの場合、走行スピードは80km/h未満で走ってください。
応急用タイヤは、あくまで応急用なので高耐荷重に作られていません。
サイズに関しても、外径が小さい場合があるので、駆動輪への装着は避けたほうがいいです。
駆動輪がパンクした場合は、駆動輪でない方にスペアタイヤを付けて
駆動輪には元のサイズのタイヤを付けることをオススメします。
文頭に書きましたが、最近の車はスペアレスの車が多いです。これは、省スペースと軽量化のためと、道路の整備が進み
パンクする確率が低くなったからだと思われます。
しかし走っている以上パンクの可能性はあります。
当店でも、スペアレスの車のパンクで出張作業の依頼がありますが、修理可能なものなら問題ありませんが、
修理不可能で特殊なサイズの場合、タイヤの手配に時間がかかることがあり、依頼者をお待たせすることもあります。
もし、遠くにドライブに出掛けた時、そんなトラブルで半日潰れたら残念ですよね。
最近では装着サイズと同じサイズのスペアタイヤを用意するお客様が増えています。もちろん工具もです。
当店でもお薦めしています。遠出するときだけそのスペアタイヤを積んでいけば、
パンクしても安心ですよね。
スリップサインが出ていると、雨の日に滑りやすくなったり、ブレーキの効きが悪くなったりと、事故に繋がる可能性が高まり危険です。杉浦タイヤでは不要な交換は薦めません。適正な交換時期を見極めるのも私の仕事です。