クルマの車重を支えているのはタイヤですが、タイヤの本体だけではありません。
タイヤの中の空気によっても支えられています。
だから、タイヤの空気圧が低いとタイヤ自体の耐荷重性が下がり、
クルマの車重が支えきれなくなり、タイヤの故障の原因になります
反対に空気圧が高いと耐荷重性が上がりますが、路面との接地面積が少なくなったり、
乗り心地が悪くなったりします。
現在販売されているタイヤの中には、高性能化に伴って車重が重くなったクルマ用に
通常よりも高い空気圧で使用するタイヤもあります。
普段使用しているタイヤの中の空気は、異物が刺されば当然抜けますが、
何もしなくても自然に抜けていきます。
それは、タイヤの表面全体から空気が抜けているからです。
皆さんの周りにある大気には、酸素、二酸化炭素、窒素など色々な成分が含まれています。
タイヤの中にも同じものが入っているのですが、高圧で入っているので、
中の空気は外向きに力がかかっています。
その時にタイヤの中の、分子が小さい気体がタイヤを通過して外に出ます。
これが、自然に空気圧が下がる原因です。
空気圧が下がるとタイヤに色々な不具合が発生します。
スリップサインが出ていると、雨の日に滑りやすくなったり、ブレーキの効きが悪くなったりと、事故に繋がる可能性が高まり危険です。杉浦タイヤでは不要な交換は薦めません。適正な交換時期を見極めるのも私の仕事です。